浅吸いを治す!母乳育児を軌道に乗せるために私が実践した方法

母乳

こんにちは、naoです。

生後2ヶ月半が経ち、最近やっとおっぱいを上手に飲めるようになった娘ですが、ついこの間までは浅吸いが全く改善されずとても大変でした。




浅吸いが続くと乳首は痛いし、でも吸わさなきゃ母乳は出ないし、無理に治そうとすると泣いて嫌がるし・・・本当に大変ですよね。
今回は、私が実践して浅吸い改善に効果があったと思う方法をまとめてみます。

浅吸いの改善方法

1、授乳前におっぱいをほぐす

おっぱいがパンパンに張っていると赤ちゃんは吸いつきづらく、吸いやすい乳首の先だけを吸おうとして浅吸いになります。そのため、パンパンの時には授乳前に少し搾乳して吸いやすい状態にするよう気を付けています。乳輪の周りにある小さな粒々のシコリを潰す感じでほぐします。

この時母乳が出てくるのがめんどくさいので、私はティッシュ(やタオル)で乳首を覆った上からほぐし、出てくる母乳はティッシュに吸収させていました。

2、機嫌のよい時に吸わせる練習をする

娘はお腹が空いている時に上手くおっぱいが飲めないと癇癪を起こして激しく泣きます。そうすると、舌が上がってしまって益々母乳をうまく飲めない…という状況に。

そこで、まだお腹が空いていない機嫌の良い間に、おっぱいを咥えさせる練習をしました。機嫌が良いと、多少無理して練習しても頑張って付き合ってくれたりします。

3、縦抱きがおススメ

娘は横抱きでの授乳大好きっ子ですが、浅吸い改善に効果があったのは断然縦抱き授乳でした。

縦抱きで深く咥えられれば、横抱きでも自然と咥えるのが上手くなっていくので、飲むのが下手な場合は縦抱きがお薦めです。縦抱き授乳するときのポイントは後ほど詳しく。

※但し、首が座っていないと慣れるまでは縦抱きも結構大変なので、徐々に慣らす感じで…

4、乳頭保護器を利用する

私は左の乳首が扁平で吸いずらかったため、始めのうちは左胸のみ乳頭保護器を使用していました。これが案外うまく吸う練習になっていた気がします。

というのも、娘は直母での授乳時に「アヒル口」がめちゃくちゃ下手!授乳の基本にも関わらず、全然できる気配がなく…。どうしても唇が内側に入ってしまって、浅吸いの原因になっていました。

それが乳頭保護器を使うと、不思議と「アヒル口」で吸えることが多かったです。アヒル口の練習をさせたい時には乳頭保護器はありだと思います。乳頭保護器が癖になってしまうんじゃ?と心配したりもしましたが、娘の場合は全くクセになる事もありませんでした。

※ちなみに…
乳頭保護器は吸ってから実際に母乳が口に入るまでタイムラグがあるので、赤ちゃんが嫌がることも。そんな時は、あらかじめ乳頭保護器の中に母乳を少量入れてから装着し、吸ったらすぐに味がするぞ!と分かるようにしてあげると効果的です。上手く吸えるようになってくれば、扁平乳首でも陥没乳首でも直母での授乳は可能です!

5、成長を待つ

成長してくると、自然と口が大きくなって口を開けられるようになったり、首が座って縦飲みもやりやすくなったりします。お母さんの乳首が強くなって良く伸びるようにもなりますし、吸わせ続けることで徐々に母乳の出も良くなります。

練習だけでは補えない部分がだんだん強化されてきて、総合的に母乳育児が軌道に乗り始めるので、時間が解決してくれる部分も少なからずある事を頭の片隅に置いて、気長に続けることも大事だと感じました。


縦抱き授乳のポイント


まずポイントの説明の前に「縦抱きの方法がわからない!」「習ったけどもう一度復習したい!」という方はこちら、新生児でもできる|たて抱き授乳のコツ(図解)が分かり易いのでおススメです。
復習が済んだところで早速ポイントへ!

1、乳首の位置に気を付けてセッティング

赤ちゃんを膝の上に座らせる時に、赤ちゃんの鼻の高さにママの乳首が来るようにします。そうすると自然に赤ちゃんは少し上を見上げる態勢になるはず。

乳首を咥えた時に、赤ちゃんの顎が胸にくっつき、鼻は胸にあたらないような態勢が飲みやすいです。

2、大きな口を開けるように何度も練習

乳首を咥えさせる時は、「大きなお口開けて~」など毎回決まった声かけをして、大きな口を開けた瞬間に赤ちゃんの口をおっぱいに吸着させます。

一度で上手くいかなかったら、上手く出来るまで何度もやり直して口を開けることに慣れさせます。どうしても吸いづらいようなら、おっぱいを片手で少し潰して赤ちゃんの口のサイズにしてあげると咥えやすいです。

3、舌の上におっぱいを乗せる

赤ちゃんの口に自分の指を1本入れて吸わせてみるとわかりますが、舌で指をくるむようにして吸っています。つまり、おっぱいも舌の上の真ん中に乗せてあげないと、咥えてもうまく吸えずに嫌がりますし、大泣きして舌の上がった状態では尚更うまく吸えません。

4、アヒル口になるように

吸いつくときに大きく口を開けられず唇を内側に巻き込んでしまうと、浅吸いになり乳首が痛む原因に。出来るだけ唇を外側に出した「アヒル口」になるように、何度も咥える練習をしました。(とはいえ一朝一夕で出来る事でもなく、かなり苦労しました…)

5、乳輪は下側をしっかり咥えるように

よく「乳輪を唇で覆い隠すくらい深く吸いつかせるのが良い」と言いますよね。

確かに乳輪が見えなくなるのが理想ですが、乳輪の大きさも赤ちゃんの口の大きさも、個人差があるので一概には言えません。

そこで目安となるのが、上下の乳輪の見え具合!赤ちゃんが乳輪全体を咥えきれない場合は、「赤ちゃんの下唇からはみ出した乳輪よりも、上唇からはみ出した乳輪の方が大きい」状態がBESTです。

6、頭を固定する

娘の場合、深く咥えさせても自分から頭を後ろに移動させ、乳首の先の方を吸う癖がありました。そこで、一度咥えさせたらなるべく頭が後ろに下がらないように固定!
※後ろに動かさないようにするだけで、胸に押し付けすぎて窒息しないように注意※

何度もチャレンジしてしっくりくる位置で咥えさせることが出来れば、何とかそのまま吸ってくれることが増えてきます。

7、何度も嫌がるようなら止める

あまりにも縦抱きを嫌がるようなら、無理強いせずに横抱きや浅吸いで授乳することも一案です。嫌がるのを無理矢理するよりも機嫌の良い時にやった方が母子ともにやり易いし、あまりに強要するとおっぱいを拒否するようになったと言う話を聞いたことも…汗

8 、首を振るのは飲みたいアピール!

授乳の際に、首を激しく左右に振る赤ちゃん。これは「イヤイヤ」と拒否しているのではなく、「おっぱいどこー!?」と母乳を探しているしぐさ。決して授乳を拒否しているわけではありません。

知らないとショックを受けがち(私は最初ショックでした…)ですが、赤ちゃんも必死におっぱいを飲もうとしているサイン。「おっぱいここだよ~!」と誘導してあげると赤ちゃんも頑張ってくれるかもしれません。



乳首の痛みへの予防&ケア


浅吸いを続けていると、乳首が本当に痛くて痛くて、授乳が恐怖の時間になりますよね。乳首ケアにおいて一番重要なのは、乳首を傷つける前に予防すること!

ここでは予防方法と傷ついてしまった時のケア方法をご紹介します。

1、乳首を外すときは無理矢理引っ張らない

一度咥えた乳首を離したい時には、そのまま引っ張って外すと乳首が傷つく原因になります。

産院でも教わると思いますが、無理矢理引っ張るのではなく、赤ちゃんの口の横から指を入れてあげると簡単に「キュポッ」と外れます。

2、長時間の授乳は避ける

私が乳首を痛めた原因の1つが「長時間の授乳」でした。

赤ちゃんって、乳首を咥えたまま寝たり飲んだりを繰り返しますよね。でも赤ちゃんのペースに任せすぎて長時間咥えっぱなしにしておくと、どうしても乳首はふやけてダメージを受けやすくなります。

これが原因で乳首を痛めてからは、私は長くても左右合わせて30分(各15分ずつ)で授乳を切り上げるようにしました。

3、乳頭保護器を利用する

痛みを緩和させたい時には無理せず乳頭保護器を利用していました。あまりに痛くなってからだと保護器を着けても痛みが全く軽減されなかったので、そうなる前に利用する事をお勧めします。

また、保護器は赤ちゃんの鼻を塞がないように半円形をしていますが、その空いている部分が痛くてどうしようもない場合は、痛い部分をしっかり覆えるような向きで装着していました。
※もちろん、赤ちゃんが窒息しないよう気を付けながら※

4、色んな方向から吸わせる

ずっと同じ態勢で授乳を続けていると、痛む場所が同じなのでダメージが蓄積されていきます。そこで、横抱き・縦抱き・フットボール抱きなど、方向を変えて吸わせてあげると痛みが分散されて傷になりずらいです。

ポイントは、乳首が痛くなる手前で抱く方法を変えること。乳首が痛くなるまでずっと横抱き→また痛くなるまでずっと縦抱き→更に痛くなるまでずっとフットボール抱き、だと、全方位痛くなってしまいます。。。

痛くなる前に、適度に抱き方を変えるのが◎。

5、傷がついたら授乳の度にラップパック

馬油のラップパックは鉄板ですがめっちゃ効きます。授乳を終えたら即ラップパック!

やり方は、馬油(我が家はベビーバーユを愛用)を乳首に塗り、小さく切ったラップで乳首を覆うようにパックするだけ。

馬油は赤ちゃんの口に入っても問題ない物を使っていましたが、授乳の時には一応濡れティッシュで軽く拭いていました。体に害はなくても、決して美味しいものではないと思うので、赤ちゃんが嫌がらないように…^^;

ただ、乳首がすごく痛い時は軽く拭きとるのも激痛なので、そういう時は拭かずに授乳してしまいました。(案外赤ちゃんは全然嫌がらない!)

6、我慢できない時にはお休みする

パックしても保護器を着けても痛くて涙が出そうな時には、少し母乳はお休みして搾乳やミルクにすることも勿論ありました。

痛い時には半日~丸一日哺乳瓶にする日が続きましたが、母乳を拒否することは全くなく、今もおっぱいをグビグビ飲んでくれています。哺乳瓶で飲ませすぎると母乳を嫌がるという話も聞きますが、1日~2日哺乳瓶に変えても、娘は母乳を拒否する事はありませんでした。

あまり気にしすぎるとお母さんのストレスにもなりますし、少しくらい乳首を休めても大丈夫。あまりに痛い時には無理せずお休みしてみても良いと思います。



現在の状況

まだ母乳の量が完全には追いついていないため1日2回(夕方1回と寝る前に1回)ミルクを足していますが、それ以外は順調に母乳を飲んでくれています。

最近は、夜はミルクという事もあり6~7時間くらい寝てくれて、昼間は2時間間隔の授乳になってきました。産後3ヶ月程で母乳量が安定してくるそうなので、これからもう少し母乳が多くなれば完母にも出来るかも…?あまり焦らず、娘の成長を第一に考えて進めていきたいと思います。

*追記(2018.3.10)*
生後4ヶ月半の現在、夜寝る前に1度ミルクを足すだけでほぼ母乳で育てられています。少しずつ母乳量も安定してくるので、3~4ヶ月くらいは焦らず気長に続けてみても良いと思います。(★関連記事→母乳量増加のために実践した方法まとめ

ストレスを溜めすぎないで

浅吸いが改善するまでは、自分の授乳の仕方が合っているのか不安で、乳首は痛いし母乳の出は悪いし周りはミルク足す事を進めてくるしで、とてもとても辛くて涙が止まらなくなる事もありました。

母乳を上手く飲んでくれない娘に向かって「哺乳瓶の方が飲みやすくて良いよね~」「おっぱいは嫌なの~?^^」と言われたり、頻回授乳していると「ミルクにしたら?」「お腹空いてるんじゃない?」と言われたり、、、母乳で悩んでいる時の周りの声は、悪気はなくてもすごく残酷で傷つくんですよね…

でも、私は諦めずに頑張って浅吸いを治して、めげずに頻回授乳して良かったと思っています。(今となってはですが…。当事は本当に辛かった)赤ちゃんの体重の増えが悪い場合はミルクを足すことも必要ですが、順調に成長しているなら、母親は自分なんだから自分が良いと思った方法で育児したいですよね。

相談相手を見つける事も大切


産後はホルモンの乱れも手伝ってか、必要以上にストレスを感じていたような気がします。

行き詰まった時に一人で抱え込んでしまうと、すべて投げ出してしまいたくなりますよね…。時にはママ友や先輩ママに愚痴を言っても良いのではないでしょうか。私は同じ時期に出産したママ友と仲良くなってグループLINEをしていたら、案外みんな母乳に悩んでいることが分かって少し気が楽になりました^^

また、地域の母乳指導等で話を聞いてもらったり相談に乗ってもらうだけでも、ストレスや悩みの軽減に繋がります。母乳の事って、親世代とはまた違ったりしてなかなか話す相手が見つからないことも多いので、話し相手の候補の1つとして考えてみても良いかもしれません。

最後に

浅吸い矯正中は、「もう癖づいてしまって治らないんじゃないか?」「こんなに大変ならもう完ミにしたい…」と毎日のように絶望しては涙が出てくるし、心無い周りの声にも傷ついて、何度も挫けそうになりました。

初めての育児は、本当に手探り状態で不安ですよね。

それが今では母乳の方が楽になり、乳首の痛みもなくなって我が子と触れ合える授乳タイムが幸せなひとときです。悩み苦しんで泣いていた過去の自分に「頑張れば治るからもう少しの辛抱だよ」と言ってあげたい。

今苦戦中のママさんも、いつかは楽になると信じて気長に母乳育児を進めてみてください。この記事が少しでもお役に立てると幸いです。

関連記事

母乳教室に行ってみた!マッサージとDHA・乳酸菌について
母乳育児のポイント10選!助産師さんに教えてもらった母乳のあれこれ
母乳量を増やすために実践した方法まとめ

 

↓↓ブログランキングに参加中♬↓↓
この記事が少しでもお役に立てればポチっとお願いします★

ブログランキング・にほんブログ村へ




コメント

タイトルとURLをコピーしました