妊娠後期の鉄分不足で貧血指導を受けてしまった件

マタニティー





臨月に入り妊婦検診が1週間ごとになりました!

ここまで特に問題もなく「順調~♬」と思っていたのもつかの間。
早速今週【貧血気味】という診断を受け、鉄材の処方と食事療法の指導を受けてしまいました^^;
ということで、産院にて指導された内容をまとめてみます。

1、貧血の判断基準

妊婦検診で定期的に行われている血液検査では、血液に含まれるヘモグロビンの量を測っています。

ヘモグロビンとは

ヘモグロビンは赤血球の成分の1つ。血液の色が赤いのはヘモグロビンの影響で、このヘモグロビンが酸素を運んで二酸化炭素を回収する役割を担っています。そのため、貧血になってヘモグロビンの量が減ってしまうと、胎児に十分酸素が行き渡らず成長を阻害してしまったり、お母さんが息苦しさを感じたり、意識を失って倒れてしまったりします。

ヘモグロビンの基準値

通常、ヘモグロビンの基準値は
・男性 13.1~16.6g/dL
・女性 12.1~14.6g/dLですが、
妊娠中は血液量が増えて血液の成分が薄くなるため、基準値は以下のように変化します。
・妊娠初期 11.5~13.5g/dL
・妊娠中期 10.7~12.5g/dL
・妊娠後期 10.5~12.3g/dL
産院によって基準は多少違うと思いますが、私の通っている産院では、ヘモグロビンが10.7g/dLを下回ると貧血とみなされ鉄剤を処方されるようです。



2、貧血を改善するために

貧血改善には、もちろん病院から処方される鉄剤を摂取するのことも有効ですが、それだけだと、実は摂取した鉄剤の1/10しか吸収されないのだそう。鉄ってすぐに体外に流れ出ちゃうんです。。。
そこで、やはり食事療法が必要不可欠。ということで、食事療法のポイントを以下にまとめてみました。

3、貧血改善の食事療法

貧血改善のポイントは4つ。

①非ヘム鉄よりもヘム鉄を摂取

食品に含まれる鉄は、ヘム鉄と非ヘム鉄に分けられます。ヘム鉄は溶けやすく吸収しやすい鉄、非ヘム鉄は吸収が難しい鉄なので、【ヘム鉄】を摂取する方が効率的!それぞれの特徴は以下の通り。
・ヘム鉄:主に動物性の食品に含まれる。吸収率15~25%
(例 肉類、内臓及びレバー、魚類※特に血合いの部分)
・非ヘム鉄:主に動物性でない食品に含まれる。吸収率2~5%
(例 卵類、貝類、豆類、緑黄色野菜、海藻類)

②タンパク質を摂取

タンパク質は、赤血球やヘモグロビンの材料となる栄養素。なおかつ肉や魚のタンパク質は、非ヘム鉄が消化管内で溶解するのを助けて吸収を高めてくれます。
1日のタンパク質摂取量の目安は【卵1個+魚1切れ+肉1切れ(80g程度)+豆腐半丁】です^^

③ビタミンCで吸収率UP

ビタミンCは非ヘム鉄を吸収しやすい形に変えるのを助けてくれます。この作用は、果物や梅干しなどに含まれるクエン酸やお酢などにもあるため、【すっぱいもの】と一緒に食べればOK。すっぱい食材は胃液の分泌も高めてくれるので、消化にも良く一石二鳥♡

④タンニンに注意

注意しなければいけないのが、鉄分の敵【タンニン】です。お茶に含まれる苦味成分【タンニン】には、鉄の吸収を阻害する働きが!1日1~2杯程度普通の濃さのお茶を飲む分にはあまり影響はないようですが、食中や食後すぐには、ほうじ茶や麦茶など【タンニン】を含まないお茶を飲むのが良さそうです。
※緑茶を入れるときには、お湯が熱すぎるとタンニンが出やすいので温度に注意!

4、おまけ

各食品の鉄分含有量がわかると、食事療法もさらに確実になりますよね。産院でもらった鉄分の含有量一覧を以下に載せておくので、参考にしてみてください。

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